まったりのんびり日記w


by antyan-ro
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駄文 第3話

あぁもう話広げすぎたわ・・・・収拾つくかなぁ・・・・

そんなカンジの後悔にさいなまれているANです、こんばんわ。


もー急展開。
GMもこれからばしばし登場していきますw






っつーかさぁ・・・・これ最後まで書ききれるのか不安なんだけど・・・・



たまり場の中のリビングで、じゅにあは煙草をふかし、考え事をしていた。
彼女はどこから来たのか。あのとき言おうとしてた事は。

――リ・・・ゼン・・・・ジュノ・・・・――

リヒタルゼン?ジュノー?
シュバルツバルドで何かあったのか。
彼女の服装、厳しい修練を経て多くの修羅場を潜り抜け比類なき能力を得たと認められし最高位のプリースト――ハイプリーストと呼ばれる法術のスペシャリスト――彼らのみが着る事の許される聖服。
胸には共和国の王国直属親衛隊の紋章。おそらく共和国の中でも指折りの使い手なのだろう。
その彼女があの怪我。
ただ事ではない?
ならば王に進言した方がいいか?
事前の申請なしで王への謁見がまともに許される権限を持つ一般人は正規ギルドマスターのみだ。それ以外の一般人はたとえ緊急の事態であっても、申請をして審査を経て認められなければ謁見は許されない。
もしシュバルツバルドが有事であるのならすぐにでも報告した方がいい。
―――だが、何と言う?
俺は何の情報も持っていない。情報を持っているであろう彼女は気を失っている。
大事な作戦が控えているこの時期に不確定な情報を出すなど、混乱を招くにもなりかねない。
(彼女が起きるまでこれは伏せておいたほうがいいのかな・・・?)



「マスター、終わったよ」
じゅにあが物思いに耽っているとリビングのドアが開き、薬の入った箱を持った知性的な印象のアルケミストが入ってくる。
GMのカシューだ。

カシューは知性的な見た目そのままに、知識の泉と称されるほどの豊富な知識と確かな製薬の腕でメンバーを支える、ギルドの参謀役である。

「どうだ?」
「・・・・うん、とりあえずは大事無いと思う」
おそるおそる聞くじゅにあにカシューは椅子に腰掛けながら静かに答える。
「傷はけっこう深かったけど、どれも致命傷じゃないね。処置はできてるから、2,3日もすれば目が覚めるんじゃないかな。ある程度体力が回復したら魔法で傷治してあげて」
その言葉にじゅにあはほっと胸をなでおろす。
「そっか、それならよかったわ」

じゅにあは倒れたプリーストをたまり場へと運び、居合わせたカシューに治療を頼んだのだ。

プリーストが主に使用する回復魔法「ヒール」は、術者の魔力を媒体として被術者の生命力を治癒力に変換し傷を治す――つまり傷を治す代償に被術者の体力を消耗する。
今の彼女の状態では傷を治すには体力が足りないのである。
もちろん、体力を消耗させずに傷を治せる回復魔法も存在する。聖域魔法「サンクチュアリ」だ。
魔力の篭った蒼い鉱石「ブルージェムストーン」という石を媒介に使用し、一定範囲に生命力の満ちた結界を作る高等法術だ。その効果は、命ある者には傷を癒し体力すら回復する強力な癒しの力を持つ。対して命無き自然の摂理に反する者――不死者――には存在を消し去る特効術となるのだ。
しかし、ブルージェムストーンは北方のシュバルツバルド共和国のアインベフと呼ばれる鉱山でしか材料が産出されず、首都である魔術都市ジュノーでのみ精製できる貴重な鉱石であり、供給も少ない為非常に高価。ギルドにも数個しか在庫がない。
加えてサンクチュアリは莫大な魔力を消費し、結界の維持も困難を極める。故に使用できるプリーストも少ない。DoRで使用できる程の腕を持つプリーストは水樹 京ただ1人である。

「でも誰なんだろ、彼女。服装から見たところシュバルツバルド共和国の人みたいだけど」
「そうだなぁ」
「向こうで何かあったかな。時間ある時に少し情報集めてみるよ」
「んー、頼むわ」
「じゃあ、薬の調合してくる。何かあったらまた呼んで」
「あぁ、サンキューなw」
カシューはそう言うと立ち上がりリビングを出ようとした。そこで振り返り、
「あ、そうだ。さっき葵さんがマスターの事探してたよ。ちょっと前に城から使いがきて、今度グラストヘイムで大規模な作戦があるっていうんで、その事で話したい事があるらしい」
「・・・そうか、わかった」
「それじゃ」
カシューはそう言うと自分の部屋に戻っていった。


(やっぱきてたか・・・うちはどこに配属されるのやら・・・)
戦闘に出ることになれば否が応でも負傷者がでる。最悪、命を落とす者もでるだろう。今回のような大規模な戦闘であるのなら尚更だ。魔物討伐などをしているギルドである以上、想定もしているし覚悟も出来ている。だがそれでも――じゅにあは自ギルドの仲間達は誰一人として失いたくはないというのが本音だった。
「あー、だるんだるん・・・」
ため息をつきつつ愚痴をこぼし煙草を燻らせる。



しばらくリビングでぼんやりしていると純白の甲冑に身を包んだ青髪の聖騎士(パラディン)が入ってきた。
サブギルドマスターの霧島 葵だ。

常に冷静沈着、いついかなる時でも状況を適切に判断し的確な助言をしてくれる、頼りになる仲間である。

「マスター、ここにいましたか」
「ヴぁー」
「まったく・・・どこをほっつき歩いていたんですかw」
「あー、昼寝してから露店街いってた」
「ww」
葵はじゅにあの答えに苦笑する。しかしすぐに真剣な表情になり本題に入っていく。
「・・・・とにかく、ウワサは聞いてますね?」
葵の問いかけにじゅにあもすぐに真剣な表情となり答える。
「あぁ、聞いてる。で、うちはどこにまわされるんだ?」
「・・・・同盟ギルドStop,timeと共に首都プロンテラ守護だそうです。他に中規模ギルドが数Gいますね。3日後に城で会議をして防衛区域等を決めるので、マスターはそれに出席、メンバーはそれまでに準備を終わらせておくように、と。」
「そうか」
じゅにあが頷くと葵はこう付け加えた。
「ですが問題があります。現在うちのメンバーは半分近くがプロにいません。皆そう遠くない場所に行ってるようですので数日もしないうちに戻るとは思いますが、3日以内に戻らない場合は都市防御結界が張られワープポータルやカプラサービスが使えなくなる為、プロンテラまで徒歩での移動となり、合流に時間がかかります」


カプラサービス――アルデバランに本社を持つルーンミッドガッツ随一の大企業だ。プリーストのワープポータルに似た特性を持つ装置の開発元で、それにより有料でこの国の各都市を結んでいる。ただしワープポータルと同じく、魔力の干渉が強いと空間を結ぶ事ができなくなるという特性の為、各都市に設置されている都市防御結界が張られると転送できなくなるという弱点がある。


「そうか・・・・まぁ、全員とは言えないだろうが、その頃にはほとんど戻ってくるだろ」
「だといいですけどねw」
「うし、俺も準備をしてくる。外出組が戻ってきたら話しておいてくれ」
「わかりました」

じゅにあはそういうと立ち上がり、準備をする為に外へ出て行った。








―――3日後

朝一番であった防衛配置の会議を終えたじゅにあは木々が生い茂るヴァルキリーレルムの東庭園の中をたまり場の方へ足を進めていた。
(プロ北方面守護・・・か。まぁ、安全っちゃぁ安全だな・・・)
DoR、及びStop,timeはプロンテラ北方面―――ヴァルキリーレルム守護の担当になった。ここは庭も同然、防衛もしやすい構造でもあるし、なにより、午後には結界も張られる事になる。この首都の防御結界は強力で、かなりの衝撃を受けてもビクともしない。そういった条件もあり、じゅにあの不安はある程度払拭されていた。

そこで、庭園のベンチに腰掛けている葵と、その妻である水銀燈を見つける。
「おぅ、ご両人」
「あぁ、マスターですか」
「のーんw」


水銀燈は銀色の長い髪をゆらめかせるミステリアスな印象の長身の美人で、ギルドの中でもアイドル的な存在のプリーストである。多少天然な性格もあり、男女問わず人気がある。
また、彼女はプリーストの中でも退魔の力を特に習得しているプリーストである。神に仇なす悪魔種族、自然の摂理に逆らう不死者に対しては絶大な力を持つ。


ふと、じゅにあは葵が浮かない顔をしていることに気付く。
「・・・何かあったのか?」
「旦那、これでまた沢山死人が出るって事が悲しいみたいで・・・」
水銀燈が話すと、葵もためいきをつきつつ答えた。
「これで・・・平和になればいいですね・・・・」

葵は生来争いを好まない優しい性格である。だからこそ、敵を打ち砕く騎士ではなく、仲間を守るパラディンという道を選んだ。
古い付き合いであるじゅにあには、葵がこの戦いで多くの人が死ぬであろう事を憂いているというのがよくわかった。

「・・・ここはこんなに平和なのにな」
「そうですね・・・」
ほとんどのギルドは作戦のために既にそれぞれの持ち場へと出発しているため、ヴァルキリーレルムは非常に静かだ。
庭園に生い茂る木々は穏やかに揺れ、花は咲き誇り、小鳥が飛び交い、柔らかな日差しが降り注いでいる。
遠くの空からは飛行船の駆動音が聞こえる。シュバルツバルド共和国の首都ジュノーと、プロンテラの衛星都市イズルードを結ぶ定期船の音だろう。

「俺達は俺達に出来る事をやろうぜ。この街を外敵から守るのが今回の俺達の仕事だ。ゲフェンにいってる奴等の帰る家を、俺達が守ってやろうじゃねぇか」
「・・・そうですねw」
じゅにあの言葉に葵は笑みを見せて答える。水銀燈も優しく微笑んで葵を見つめている。



ふと――空を見上げると、飛行船の音が段々と大きくなってきている。
「しかし・・・飛行船、やたら近くを飛ぶな・・・」
「そうですね。航路が変わったんですかね」

本来、ジュノー ~ イズ間を結ぶ定期船は海の上を通る。こんなに音が聞こえるほど街の近くは飛ぶことはない。
話しているとどんどん音は大きくなり、会話をする事もできなくなるほどになった。


――――――その刹那
耳をつんざく猛烈な爆音と地響き、ものすごい爆風が重なる。木々は大きく撓り、空が赤く染まる。
じゅにあ達は咄嗟に伏せて爆風をやり過ごしていた。風が収まると同時に飛び起き、仲間の無事を確認する。

「・・・ってぇ・・・2人とも!無事か!?」
「私は無事です!・・・銀ちゃん、大丈夫ですか?」
「うん・・・へ~きw」
2人の無事な姿を見てほっとするじゅにあだが、すぐに気を引き締め状況の確認に入る。


周りを見渡すと―――――中央広場の北の方角ですさまじい煙が立ち上っている。

「なんだ・・・・何が起きた!?」
「うぇ・・・?」
「まさか・・・・飛行船が落ちたのですか・・・・!?」
「・・・とりあえず、現場に行くぞ!」
そう言って中央広場へ走っていった。



中央広場に出ると北の通路から一人のセージが走ってくるのが見えた。
ヴァルキリーレルムの見回りに行っていたGMの1人なまはむだ。


緑の髪を大きな赤いリボンで結っている小柄で元気溢れる活発な少女だ。
彼女は強力な攻撃魔法は扱う事はできないが、特殊な魔術を数多く習得しメンバーの手助けをするギルドの要職の1人である。


「マスタああああああああああああああああああああ!!」
見ると、彼女は複数の漆黒の身体を持つ魔物に追われている。
じゅにあは即座に反応し、はむを自分の後ろに隠れさせ魔物と対峙する。
魔物は走る勢いを落とさぬまま突撃してくる。
「・・・喰らえ!!」
裂迫の気合と共にじゅにあはツーハンドソードを振りかざす。
じゅにあ必殺のボウリングバッシュが炸裂する。数多の剣閃が煌き、強烈な斬撃がはむに襲い掛かってきていた魔物の群れを一瞬で吹き飛ばす。
「・・・これは!?」
屍骸を見てじゅにあは驚嘆する。
「・・・グレムリンだと・・・・?」
グレムリンはシュバルツバルド共和国にしか生息しない希少な魔物の一種である。
そのグレムリンが――北通路から次々と迫ってくる。



「はむ!無事ですか!?」
駆け寄る葵の問いにはむは慌てた様子でまくしたてる。
「飛行船が中央広場の北に落ちたのおおおお!!そしたら中からモンスターが沢山出てきたああああああ!!!!見回りの勝さんやウェルさん達が戦ってるけど数が違いすぎるよおおおおおおおお!!!」
「はむ、落ち着け。たまり場にいるメンバーに状況を知らせてくれ。それで皆で処理にあたるんだ、いいな。・・・葵君!銀ちゃん!行くぞ!!」
「はい!」
「あいっ」
「う・・・うん!!」

じゅにあは即座に指示を出し、葵と水銀燈と共に魔物の群れの中へと駆け出していった。





つづく~☆
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by antyan-ro | 2006-09-28 21:11 | 駄文